出直し 二条城

2008年7月4日
雨の心配がないということで、二条城に出かけました。
JR二条駅から歩いたので 堀川通りまでが結構な距離でした。

お目当ては 黒書院のふすま絵が修復されて展示されている展示館。
ふすま絵だけが並べてあるのをガラス越しに見るのも なんだか味気ないような気がしました。

展示を見たあとで二の丸城内を見学、
黒書院には精巧に模写されたふすま絵が嵌められていて、
模写とはいえ こっちの方が落ち着いた「本物」みたい!
「あるべき所にあってこそ」と思いました。

面白かったのは 修学旅行らしき中学生達のグループ、
最近は4,5人でタクシーに乗って動くんですね。
そして運転手さんが案内して説明もしてる。
興味深く説明を聞いてる子もいれば 全然聞かないでふざけてる子もいる、
今どきだなーと思いながら 耳に入ってきた会話。

運転手のおじさん
「このふすまに張ってある金箔は 大体15センチ四方あって
あぶらとり紙っていうのは金箔の間に挟んであった物なんだよ、
(おなじみのあぶらとり紙が金箔の副産物だと言いたいらしいのだが・・・)
金箔を貼った上に絵を描いてるから 何百年以上もきれいなままで
残っているんだよ」
中学生の男の子
「こんなに金を使って もったいない」
運転手のおじさん
「板の上に描いただけではすぐに駄目になるんだ 芸術にはお金がかかるんだよ」

いやーっ、なかなか面白い会話でした。

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