幸せな老犬のお話
2004年2月6日今日は空気は冷たかったけど 日射しがあって
歩くと気分がいいだろうなと スーパーまで歩くことにした。
スーパーの手前の公園のそばで 台車を乳母車のように押して歩いている小柄なおばあさんに出会った。
台の上には お風呂用のマットが敷いてあって
毛布にくるまった犬がねそべっている。
かがんで顔をのぞき込むと 目に涙がたまっていて
かなりの年齢だと思われた。
私が顔をあげると
犬に引き寄せられた私に親しみを覚えたのか
おばあさんが話しかけてきた。
「この犬 もう20才になるんですよ。」
「それはまた 長生きですね。」
「もう 足が弱って 歩けないものですから
毎日 こうして散歩につれて出ているんですよ。」
「それは大変でしょう。」
「ええ、でも私もこれに慰められていますから・・・」
「幸せな犬ですねえ、こんなに大切にして貰って・・・」
立ち止まって 話していたら
じっとしていた老犬が ごそごそと体を動かして
起きあがろうとしたが 掛けていた毛布がずれ落ちただけで
またうずくまってしまった。
「歩けって 言ってるんですよ、
ごとごとという車の音がしてると 安心するみたいです。」
「まあ、赤ちゃんみたいですね。」
「ええ、孫みたいなもんです、ごめん下さい。」
「お大事に。」
ホントに 幸せな老犬と小柄な可愛い感じのおばあさんでした。
歩くと気分がいいだろうなと スーパーまで歩くことにした。
スーパーの手前の公園のそばで 台車を乳母車のように押して歩いている小柄なおばあさんに出会った。
台の上には お風呂用のマットが敷いてあって
毛布にくるまった犬がねそべっている。
かがんで顔をのぞき込むと 目に涙がたまっていて
かなりの年齢だと思われた。
私が顔をあげると
犬に引き寄せられた私に親しみを覚えたのか
おばあさんが話しかけてきた。
「この犬 もう20才になるんですよ。」
「それはまた 長生きですね。」
「もう 足が弱って 歩けないものですから
毎日 こうして散歩につれて出ているんですよ。」
「それは大変でしょう。」
「ええ、でも私もこれに慰められていますから・・・」
「幸せな犬ですねえ、こんなに大切にして貰って・・・」
立ち止まって 話していたら
じっとしていた老犬が ごそごそと体を動かして
起きあがろうとしたが 掛けていた毛布がずれ落ちただけで
またうずくまってしまった。
「歩けって 言ってるんですよ、
ごとごとという車の音がしてると 安心するみたいです。」
「まあ、赤ちゃんみたいですね。」
「ええ、孫みたいなもんです、ごめん下さい。」
「お大事に。」
ホントに 幸せな老犬と小柄な可愛い感じのおばあさんでした。
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